Lionにアップグレードする前のアプリケーション対応確認のまとめ

LionはRosettaが非サポートなので、PowerPC向けのアプリケーションが動作しない

2006年にMacでIntel CPUが採用されたことで、Mac OS Xのアプリケーションは「PowerPC」、「Intel」、「Universal」(両対応)、「Classic」の4タイプが混在することになりました。

また、これに合わせて、Intel MacでもPowerPCベースのアプリケーションが動作するように、PowerPCベースのアプリケーションをIntelベースのMac用に変換して実行する「Rosetta」という仕組みが導入されました。

最新のMac OS X Lionでは、このRosettaがサポートされていないため、PowerPCベースのアプリケーションが完全に動作しなくなります。

現在使っているアプリケーションがどのタイプなのかを下記の手順で確認できますので、Mac OS X Lionにアップグレードする前に確認することを推奨します。

アプリケーションタイプの確認

System Profiler 1

左上のMacアイコンの「このMacについて」をクリックします。

System Profiler 2

「詳しい情報」をクリックします。

System Profiler 3

システム情報が表示されるので、「ソフトウェア」の「アプリケーション」を選択します。そうするとアプリケーションの一覧が表示され、「種類」に「PowerPC」と表記されたアプリケーションがないかチェックします。

ここでPowerPCと表記されたアプリケーションは、Mac OS X Lionでは動作しません。

気になる主要アプリケーションの動作について

Apple

iWork: バージョン9.1でMac OS X Lionのサポートが追加されました。
iWork 9.1

Final Cut: Final Cut Pro 7以降でMac OS X Lionをサポート。
アップル – Final Cut Pro X – よくある質問にお答えします

Adobe

下記リンク先のページで公式アナウンスされています。

CS2以前のアプリケーションがPowerPCベースなので動作しません。

Known Issues with Adobe products on Mac OS 10.7 Lion

Microsoft

Office for Mac 2011: 公式アナウンスは確認できていませんが、普通に使えています。
Office for Mac 2008: アプリケーションは動作するものの、インストーラーがPowerPCベースであるため、標準のインストール方法だとインストールができないようです。
Office for Mac 2004: PowerPCベースなので動作しません。

バイナリのLastPassプラグインが入ってると、Safariが起動しない

個人的に一番困ったのがこの問題です。

バイナリのLastPassプラグインが入っていると、Safariが起動しなくなります。

この状況になってしまった場合は、以下の手順でLastPassプラグインを削除してください。

Delete LastPass Plugin 1

Finderの「移動」の「フォルダへ移動」をクリックします。

Delete LastPass Plugin 2

「/Library/Application Support/SIMBL/Plugins」と入力して、「移動」をクリックします。

Pluginsフォルダが表示されるので、ここにある「LastPass.bundle」というファイルを削除します。

LastPassのSafariプラグイン(拡張機能版)が OS X Lion で動作するようになってました!


Salesforceより断然安くて超絶便利なZoho

zoho

顧客管理や営業管理のツールとして、Salesforceはとても便利なのですが、導入コンサルティングや1ユーザーあたりのライセンスなど何かとコストが高いのと、システムの設定を変えるだけでもある程度の専門性が必要になるため、中小企業で導入するにはかなり無理があります。

中小企業で使うなら、Zohoというクラウドサービスがオススメです。

コンサルタントなしでも導入・運用ができる

Salesforceはコンサルタントなしで導入・運用するにはかなり無理がありますが、ZohoはそれなりにITに詳しい社員がいれば、コンサルタントなしでも導入・運用が可能です。もし、導入・運用のコンサルティングを業者に依頼しても、Salesforceよりも安価です。

私の会社でも、SalesforceもZohoも含め、各種クラウドサービスの導入・運用コンサルティングを行なっておりますので、ご興味がありましたら、是非ご連絡ください!

アンリミテッドエクストリーム株式会社

圧倒的にコストが安い

Salesforceには、1ユーザーの月額がそれぞれ630円、3,150円、7,875円、15,750円、31,500円の5つのエディションがあります。

630円のプランはほとんど連絡先の管理だけ、3,150円のプランもできることはそう多くないので、Salesforceを使う意味を持つのは7,875円以上のプランであると言えます。

この他、先ほど書いたようにSalesforceをコンサルタントなしで導入・運用するにはかなり無理があるので、コンサルティングや初期設定なども依頼すると、それなりの費用になります。

Zohoの場合は、1ユーザーの年額がそれぞれ0円、17,280円(月額換算1,440円)、36,000円(月額換算3,000円)の3つのプランがあります。

機能と価格でおおまかに比較すると、Salesforceの3,150円プランに近いことがZohoだと0円、Salesforceの7,875円プランに近いことがZohoだと1,440円、Salesforceの15,750円プランに近いことがZohoだと3,000円で実現できます。

1ユーザーの月額がこれだけ違うと、年間コストの差はかなりの大きさです。

Google Appsとの連携が超絶便利!

Zohoの各種サービスはGoogle Appsとの連携が可能で、ものすごく便利です。

Google Appsに保存された連絡先をZoho CRMで利用したり、またZohoの機能をGoogle Apps上でシームレスに利用することができます。

スマートフォンでも簡単に利用できる

Zohoではスマートフォンに最適化されたサイトが用意されており、一部のサービスではスマートフォン向けのアプリも提供されています。

Salesforceの場合は、15,750円以上のプランでしか利用できないモバイル環境も、Zohoでは無料ユーザーでも利用することができます。

Salesforceでしかできないこともあるため、すべてのケースにおいてZohoが薦められるわけではありませんが、あまりカスタマイズせずに利用するのであれば、Zohoという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。


Flickrのリスクと安全に使うためのルール

Flickr

米Yahooが提供している年額25ドルで容量無制限なフォトストレージサービス「Flickr」が超絶便利で、このブログでも何度か書いたとおり、かなり活用しています。

これまで撮影したすべての写真データはFlickrで一元管理しており、ハードディスクやDVDでのバックアップはしていません。もし、Flickrのデータが消失するすると多分絶望します。

そこで改めてFlickrのリスクを考えてみることにしました。

データ消失のリスクは極めて低い

Flickrは、GoogleやAmazonのWebサービスと同じくインフラとシステムの信頼性はかなり高い方です。システムトラブルによるデータリカバリについても、かなり作りこまれた仕組みを持っています。

しかし、今年の2月に1件ではありますが、スタッフの人的ミスでユーザーのデータを消失させるという事件が起きました。

Flickrが人的ミスにより利用者アカウントを削除:5年間分、4,000枚の写真が消失

データを復旧できないかもしれないという話もありましたが、最終的にこのユーザーのデータは完全に復旧できたようで、またこの事件をきっかけに削除したアカウントのデータを復元するための機能が実装されることになりました。

Flickr Restores Mirco Wilhelm’s 3,400 Lost Photos and Is Really, Really Sorry About That

元々、システムトラブルによるデータ消失リスクは極めて低く、さらに今回、スタッフの誤ったアカウント削除に対する対応が含まれたことでリスクはさらに低下しています。

よほど重要なデータでない限りはFlickrのみでの一元管理で、重要なデータがあれば別途ハードディスクやDVDで保存して置くとよいかと思います。

Flickr Community Guidelines 違反によるアカウント削除のリスク

もう一つ、Flickr Community Guidelines 違反によりアカウントが削除されるリスクがあります。

あからさまな違反を行うと、たとえ有料版を使っているユーザーでも、何の通告もなくアカウントが削除されるようです。

そのため、Flickrを安全に使うためには、Flickr Community Guidelines をきちんと理解してルールを遵守するということが必要になります。

Flickr Community Guidelines

Flickrコミュニティガイドライン 日本語訳

特に注意するべき3つのルール

Flickr Community Guidelines で特に注意するべきルールが3つあります。

外部ウェブサイトでFlickrの写真を使う場合はFlickrへのリンクバックが必要

Flickr Link

外部ウェブサイトでFlickrの写真を使う場合はFlickrへのリンクバックが必要になります。これについては、外部ウェブサイトでFlickrの写真をそのままリンクさせる場合は、Flickrの機能でコードを生成しておけば間違いありません。

適切なコンテンツフィルタの設定

Flickr Upload

アップロードした画像には、適切なコンテンツフィルタを設定する必要があります。

Safety LevelとContent Typeの各項目の意味については、下記リンクのページを参考にしてください。

コンテンツフィルタって何ですか?

外部ウェブサイト用のグラフィックやバナーを保存してはならない

外部ウェブサイト用のグラフィックやバナーを保存するために使ってはなりません。これは最も重要なルールです。アカウントが削除された事例の多くがこれに違反しているようです。ガイドラインはきちんと読みましょう。

しかし、この項目については疑問が出てきます。以下が原文となるのですが、外部ウェブサイトでの写真以外の要素(non-photographic elements)の利用を禁止しています。

Don’t use your account to host web graphics, like logos and banners.
If we find you using your account to host graphic elements of web page designs, logos, icons, and other non-photographic elements on other web sites, we will warn you or delete your account.

Flickrでは、写真以外にイラストとスクリーンショットの保存も許可されていますが、厳密に受け取れば、写真以外の要素であるこれらはブログなどの外部ウェブサイトでは利用できないということになります。

ただ、そういった使い方は広く見かけるのと、Flickrがそれらを警告した事例をまったく見たことがありません。

正直どういう扱いなのかがわからなかったので、Flickrに直接聞いてみることにしました。

外部ウェブサイトでのイラストとスクリーンショットの利用について、Flickrの回答

Thank you for contacting Flickr Member Support.

Yes, you can upload any photos, illustrations, and other content that you created yourself to Flickr to share it with other members of the community and on your blog.

If you upload Illustrations, Screenshots or other non-photographic content, please make sure to apply the correct image filters to the content. You can find more information on this in the FAQ:

http://www.flickr.com/help/filters/#256

「自分で作ったコンテンツであれば掲載してもいいよ。ただし、適切なコンテンツフィルタを設定してね。」ということで、外部ウェブサイトでのイラストとスクリーンショットの利用はOKでした。

ルールを適切に守る限り、Flickrはかなり安全に使えるサービスだと思います。


MacのTime Machineで必ず失敗する時の対処

ネットワーク型のハードディスク(NAS)から普通の外付ハードディスクに買い換え、Time Machine が使えるようになったので、早速 Time Machine を使ってみましたが、初回バックアップでエラーが出てうまく機能しませんでした。

ネットで調べても、アップルのサポートに電話しても解決できず、結局は自力で解決しました。同じ症状で困っている人の参考になるかもしれないので、解決するまでの経緯を掲載します。

Time Machineの初回バックアップが必ず失敗する

Time Machineの初回バックアップをしようとしたところ、以下のエラーが表示されて、バックアップができませんでした。

Time Machine Error

そのため、「Time Machine 失敗」とかのキーワードで調べたところ、まずはパーティション方式を合わせないといけないことがわかりました。

Intel ベースのMacは「GUID パーティションテーブル」を使う

Disk Utility

使っているMacとパーティション方式が合っていないと、Time Machineがうまく機能しないようです。アプリケーションのユーティリティにある「ディスクユーティリティ」を使ってフォーマットすることで、使っているMacに合ったパーティション方式にすることができます。

最近のIntel ベースのMacに合うパーティション方式は「GUID パーティションテーブル」で、昔のPower PCベースのMacに合う「Apple パーティションマップ」です。

Appleのサポートページを参照

これでも解決されないのでさらに調べたところ、Appleのサポートページで、以下のページを見つけました。

Time Machine:バックアップ問題のトラブルシューティング
http://support.apple.com/kb/HT3275?viewlocale=ja_JP

しかし、Appleのこのページでも、他のサイトを探しても、今回発生したエラーの対処方法が書いてあるページが見つからないので、Appleのサポートに電話をすることにしました。

Appleのサポートに電話した

Appleのサポートに電話して症状を伝えたところ、以下の方法を提案されました。

Intel-based Macs:SMC (システム管理コントローラ) のリセット
http://support.apple.com/kb/HT3964?viewlocale=ja_JP

Mac の PRAM および NVRAM をリセットする
http://support.apple.com/kb/HT1379?viewlocale=ja_JP

この操作を行った後、再度 Time Machine でのバックアップをしてくださいと指示されたので、そのとおりに操作しましたが、同じようにバックアップ途中でエラーが発生しました。

基本に帰る

Mac OS XはUNIXベースなので、UNIXと同様にシステムログの確認ができます。今考えると、そこを真っ先に確認しておけと反省しています。

ターミナルから以下のコマンドを実行して、システムログを表示します。lessの使い方を知らない人は、予めグーグル先生に使い方を聞いた方がよいかと思います。念のため、画面から抜けるのは「q」キーだと言うことだけは書いておきます。

$ cat /var/log/system.log | less

システムログを確認すると、それっぽいログを発見しました。


com.apple.backupd[222]: Stopping backup.
com.apple.backupd[222]: Error: (-41) SrcErr:NO Copying /Users/userName/Music/iTunes/Album Artwork/Download/XXXXXXXXXXXXXXX/02/01/10 to /V
olumes/LaCie/Backups.backupdb/XXXXXX/2011-05-22-150154.inProgress/XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX/Macintosh HD/Users/userName/Music/iTunes/Album Artwork/Download/XXXXXXXXXXXXXXX/02/01
com.apple.backupd[222]: Copied 377657 files (35.6 GB) from volume Macintosh HD.
com.apple.backupd[222]: Copy stage failed with error:11
com.apple.backupd[222]: Backup failed with error: 11

どうやら、iTunesのアートワークのデータが問題だったようです。Windows PCからファイルコピーで移管したのが悪かったのかもしれません。

「Album Artwork」下のデータをすべて削除することで、無事解決しました!


Time Machineを利用するハードディスクで、Time Machine以外のデータを管理する方法

Mac OS XのTime Machineは、最初にフルバックアップを取った後、1時間ごとに差分バックアップを取っていきます。1時間ごとにどんどん増えます。そして、ハードディスク容量が一杯になると古い差分バックアップから削除されていく仕組みです。

つまり、Time Machine を利用するハードディスクは、ハードディスク容量の上限まで Time Machine に使われるので、ユーザーは Time Machine 以外の目的でハードディスクを自由に使うことはできません。

しかし、特別な方法をとることで、Time Machine以外のデータをうまく管理することが可能になります。

Time Machineを利用するハードディスクで、Time Machine以外のデータを管理する方法

パーティションを分けて別領域を確保するという原始的な方法もありますが、ここでは、ディスク領域をフレキシブルに調整したり、暗号化したりできるディスクイメージを使い、予めディスク領域を確保することで、Time Machineとは別にデータを管理する方法を紹介します。

Disk Utility

  1. アプリケーションのユーティリティから「ディスクユーティリティ」を開きます。
  2. 「新規イメージ」をクリックします。
  3. 以下の設定で、ディスクイメージを作成します。
  • ボリュームサイズ:「カスタム」で好きな容量を指定
  • ボリュームフォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
  • 暗号化:なし(持ち運ぶディスクを使うなら、128ビットまたは256ビットAES暗号化を推奨)
  • パーティション:ハードディスク
  • イメージフォーマット:読み出し/書き込みディスクイメージ(容量の確保が目的なので、スパースディスクイメージは使わない)

Disk-Image-Personal

これでハードディスクの中にディスクイメージを作成することができました。ディスクイメージは指定した容量を予め確保するので、Time Machineでハードディスクが一杯になっても、ディスクイメージ内の空き容量は自由に使うことができます。

使う時は、このディスクイメージをダブルクリックしてください。ディスクイメージがマウントされ、独立した領域として利用することができます。ディスクユーティリティを使えば、後から容量を変更することも可能です。