ガラパゴス化とは、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象のように、技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象のことである。
日本では、携帯電話いわゆるガラケー(ガラパゴスケータイ)を筆頭に、地上デジタル放送やICカード、サービスであれば、ケータイサイトやSNSなど様々な商品・サービスがガラパゴス化している。
これまでの日本の市場規模を考えればそれでもよかったが、今後はそうはいかない。
日本市場は間違いなく縮小するため、今後は大手企業はもちろん中小零細企業も世界を意識して展開しなければならず、同時にグローバル化が進む(進めざるを得ない)ことで、縮小する日本市場にはこれまで以上に外国企業が参入し、中小零細企業ですら国際競争力を問われる立場になる。
ここでのポイントは二つ。
- 世界標準に準拠しなければ、世界で展開しづらい。
- 外国企業の参入が増えることで、世界標準が日本に浸透する。
そうなれば、企業が今後必要とする人材も見えてくる。世界標準の商品・サービスを作れる人、世界に売れる人である。(日本古来の文化や独自路線で展開できる企業もあるとは思うが、それは全体から見ればごく少数で、少なくとも現時点で顧客から強く支持され、経営が安定しているところだけである。)
しかし、日本で働く人の大半はそのようなタイプではない。
- すでに商業的共通言語である英語を”使えない”(日本教育の失策)
- ガラパゴス生活のせいで、世界のニーズを把握しづらい
- ガラパゴスな知恵や技術ばかりで、世界標準の知恵や技術に乏しい
日本の人材の大半は、まさにガラパゴス人材と言える。日本はここから脱却しなければならないのだが、特定企業にスパコンを作らせることが国際競争力を高めることになるとか、いまだにそんなことを真顔で言う人やそれを支持する人が政治やメディアなど権力の中心にいて周りをそれとなく納得させてしまうので、この問題は社会に任せておいたら解決しない。少なくとも、必要な時期に間に合わない。
この問題は、できるだけ早く、企業や個人が自ら取り組んで解決するしかない。