Appleがセキュリティ業界に進出? マルウェア対策をKasperskyが批判
ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは8月31日のブログで、次期Mac OS X「Snow Leopard」のマルウェア対策機能は米Appleが独自に開発したもののようだと報告した。
Snow Leopardに新しく搭載されたマルウェア対策機能については8月28日の発売前からうわさが浮上し、Safariブラウザで表示される警告画面のスクリーンショットも公開されていた。
Kasperskyによると、この機能では5本の定義ファイルを使ってMacを標的とした2種類のトロイの木馬を検出する仕組みになっている。一部では、オープンソースのウイルス対策ソフト「ClamAV」が使われているのではないかとの見方もあったが、実際にはAppleが独自に開発したものであることが分かったという。
つまりAppleは事実上、ウイルス対策ソフトメーカーとの競争に参入したことになるとKasperskyは指摘。その場合、それなりのウイルス研究所、監視サービス、ウイルス対策の技術サポートといった態勢を完備すべきなのに、現時点でそうした動きは何もなく、AppleがMicrosoftのように、セキュリティ問題解決のために相当の時間とリソースを割く用意があるのかどうかは疑わしいとしている。
Appleの対策ではユーザーを適切に保護することはできず、それどころかMac OS Xを狙ったマルウェアの開発を促すことにもなりかねないとKasperskyは批判している。
そして、その翌日。
「Kaspersky」にMac版 Windows用新版は10月発売
ジャストシステムは9月1日、ロシアKaspersky Labs Internationalが開発したセキュリティソフトのMac版「Kaspersky Anti-Virus for Mac」を11月13日に発売すると発表した。1年ライセンスのパッケージ版が5145円。
ウイルススキャンや削除、ウイルス感染の恐れがあるファイルの隔離、スパイウェアやアドウェアの検知・駆除が可能。定義ファイルは約45分に1回自動更新する。Mac OS X 10.4.11以上に対応する。
Apple が Mac OS X へ新たに導入したマルウェア対策機能を批判した翌日に Mac OS X のセキュリティ市場への参入を発表。
カスペルスキーは、Windows Vista に Windows Defender が標準搭載された時もネガティブキャンペーンを展開しています。