ホテルやショッピングセンターなど外国人が来そうな場所には、ストリートチルドレンが集まっていて、物欲しそうに声を掛けてきたり、ズボンの裾を引っ張ったりしてくる。何かあげたい気にもなるが、一人に何かをあげたら恐らくストリートチルドレンが一斉に群がってくるので、流石にそれはしなかった。
経済格差はかなり大きい。また固定化されているため、格差というよりも階級になっている。大きく3つ、超富裕層と貧困層と超貧困層に分かれている感じだった。
1ペソ=約2.5円で、マックのバリューセットが75から110ペソ(約187.5から275円)、日本で和民あたりへ普通に飲みに行く感覚で大体1人約450ペソ(約1,125円)。日本人からすればかなり安いと感じるが、現地の一般労働者の月収が約5,000から8,000ペソ(約12,500から20,000円)、公務員の月収が約15,000ペソ(約37,500円)と、公務員ですらマックのバリューセットは気軽に食べられるものではない。さらに、この他に仕事が持てないような超貧困層がたくさんいて、食べていくこと自体が難しい。
彼らは病気になるとさらに生活が苦しくなる。日本のような保険制度はなく、病院での治療も事前に治療費の半額を振り込まないと治療が受けられないらしい。つまり、お金がなければ治療は受けられない。
その貧しさから抜け出そうと、フィリピンではたくさん子供を作るという。誰かが稼げばそれで一家の生活を支えてもらおう(みんなで頑張るのではなく、あくまで依存)という、悪く言えばぶら下がりの考え方があるという。現地に住んでいる日本人の方からは、「貧しい人はもらえて当たり前」という考え方が根付いていると聞いた。その考えは日本でもかなり増えてきているように感じる。格差がその考えを生むのか、その考えが格差を生むのか。

