迷惑メールを規制する法律が制定されたのに、一向に減らない迷惑メール。減るどころか、むしろ迷惑メールの送信数は日々増えているのが現状です。ただ、法律が役に立っていないのかというと、そうでもないようです。実は、迷惑メールが国内の業者から送信されるケースはかなり減少しています。
では、なぜ迷惑メールが日々増えているのか? 国内の業者から送信された迷惑メールに関しては法律により処罰できるのですが、中国や韓国など、他国の業者を介して送信された迷惑メールについては、国の管轄外となるため処罰することができません。そのため、迷惑メールを送りたい業者は、迷惑メール本文の原稿を他国のメール配信業者に渡して、それをメールで配信させるわけです。だから、送信を規制することも処罰することもできないのです。
そのような事情があるため、現状ではプロバイダやセキュリティソフトの迷惑メール防止機能を使うほか、具体的な対策方法がありません。また、騙される方が多いのが、迷惑メールの「受信拒否はこちら」というメッセージ。そのアドレスに返信しても迷惑メールが送られなくなるということはありません。むしろ、「そのメールアドレスはまだ利用されている」と認識され、より多くの迷惑メールが送られてきますので、ご注意ください。
迷惑メールがどの国から送信されたかを特定することは可能なので、国別でフィルタリングができればいいのですが、どのプロバイダもそういったサービスを提供する予定はなさそうです。